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ライブレポート - 海外アーティスト-

2016年 Diana Krall (ダイアナ・クラール)来日ライブレポ

2016/10/27

ジャズ歌ってます。amiです。

2016年2月25日(木)にDiana Krall (ダイアナ・クラール)のライブに行ってきました!昭和女子大学 人見記念講堂にて。11年ぶりの来日だそうです。

diana

やっぱり声が素敵…!CDと変わらない声だったなぁ。感じたことを忘れないようにメモしておきます。

え?看板が…ない…!?

驚いたのは、公演の看板らしきものが全くなく、みんなこのグッズ売り場の写真を写メっていたこと。笑いまなら安く印刷できる業者もあるから、看板作ってくれればいいのに…。SNSの時代だし、作って損はないと思うのになぁ。

宣伝用のボブ・ディランポスターはあったので、しょうがないのでこれで我慢しました。

…なんだかシュールです。
ちなみにグッズ売り場はこんな感じでした。

スクリーンがない!

席は遠めでした。か、顔が全然見えない…!残念…。スクリーンがあればまた違うと思いますが、ないとしんどいですね。次からはもっと前の方の席を取らないとだめだなぁと学びました。

スタンダードジャズが多い選曲!よかった!

ツアーアルバムが洋楽ポップスカバーのアルバムだったので「もしかして今回はジャズじゃない!?」と焦りましたが、アルバムから選曲されていたのは数曲で、ジャズがメインでした。個人的にはよかった!

私もお気に入りの'Deed I Do から始まり、On the Sunny Side of the Streetなんかも前半で演奏していました。知ってる曲だとテンションが上がります。めっちゃノリノリで動いていた人を見た人がいたら、たぶんそれ私です。

学んだことまとめ。

さて、ここからはライブテクとして自分なりに学んだことをメモ。

【1】バンドに逸材を!

今回はピアノ(Diana Krall)、バイオリン、ギター、キーボード、ベース、ドラムという構成。演奏を見てて思ったのは、バンドメンバーにキラッと光るミュージシャンを入れると、ライブ全体の楽しさが倍増する!ということです。

メインはボーカルなんですが、今回はバイオリンの方がすごすぎでした。バイオリンをギターみたく弾き始めて「え、こんなのできるの!?」ってなったり、突然ダイアナとハモって歌い始めて「え、この人歌もうまいの!?」ってなったり。会場全体もざわついてました。ライブを盛り上げるためにも、こういうの大事ですよね。

【2】選曲大事!

プレゼンテーションをするときも「まずは相手を知ることが大事」とよく言いますが、ライブも同じ。来るお客さんはジャズを知っている人もいれば、よく知らない人もいます。これだけ大きなホールならなおさらです。やっぱり「聴いたことがある曲、知っている曲」というのはライブ構成に大事な要素だと思いました。(今回のライブは知らない曲が割と多めでした)

そして、お客さん、おとなしめ。そりゃアメリカと比べたら日本はおとなしめだとは思いますが、もしもっと小さい箱でのライブだったらもっともっと盛り上がるんだろうなぁと思ったり。この大きな会場でシャイな日本人のお客さんを盛り上げるのって相当大変…というか、MCで笑わせたりしないと難しいんだろうなぁ…と思ったりしました。

【3】言葉が通じないとき

全体的にMC(英語)も少なめ。もう少ししゃべってもよかったかも。英語が理解できる人は多そうな印象でした。彼女自身がちょっとシャイなのかも…?

そんな中、歌の途中で一瞬「はぁ…」と彼女がため息の演出?をする場面があり、そこでお客さんがくすっと笑って場がなごむ瞬間がありました。言葉は通じなくてもこういう仕草とかは共通なんだよなーとしみじみ感じましたね。言葉が通じないときは、こういう仕草的なものがキーになるのかも。

【4】リクエストタイム!

ありましたー!この日はリクエスト1曲目に Fly Me To the Moon を弾き語りで披露してくれました。やっぱりリクエストタイムはいいですね!会場を巻き込む感じが大好き!私ももっとレパートリーが増えたらやりたいことのひとつです。

生のライブに行くと、自分のライブにも行かせるエッセンスが学べてとっても勉強になります。ダイアナ・クラールの歌声に癒されつつ、使えそうなポイントをあれこれ探していました。Thank you Diana!! I learned a lot from you!!

今年中に初ワンマンジャズライブをやりたい!その時のためにも、もっといろんな人のライブを聴きに行かなきゃ!

→ 初ワンマンジャズライブ開催しました!ライブレポはこちら

おすすめCDはこちら

今回のダイアナ・クラールのツアーCDはこちら。ジャズではなくポップス中心ですが、彼女のいつもの声が活きています。

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わたしの個人的なおすすめはこれ。Live in Paris。ライブ音源なのでジャズのセッション感が出ています。選曲もジャズスタンダードメイン。何回も聞いているCDです。ご興味があればぜひ!

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