お酒を片手に聴きたい音色。リン・ヘイテツさんのジャズピアノが素晴らしかった話。
2016/09/29
ジャズ歌ってます。amiです。
リン・ヘイテツさんのライブを聴きに行きました
ジャズピアニスト リン・ヘイテツさんのバースデーライブを聴きに行きました。
この日はリン・ヘイテツさん(p)、山口友生(gt)のデュオライブ。偶然にもお2人とも同じ誕生日、ということで池袋の P's Bar でバースデイライブ開催していました。ボーカルなしのジャズ演奏をきちんと聞いたのはこれが初めてです。
ジャズの演奏って、かっこよすぎる
正直、ものすんごく感動しました。とにかく、プロの演奏ってすごい。
すごすぎる…
楽器の音色の素晴らしさが伝わってきて、すっっごくかっこいい。最近私は「五感を喜ばせること」が人間の幸せにかなり直結しているなと思っているのですが、まさに「聴覚」から入ってくるこの音楽が心を躍らせてくれていることがわかりました。プロの演奏は定期的に聴きに行って、自分に癒しと刺激を与えなきゃだめなんだと実感しました。
リンさんってどんな人?
とりあえず、ネットで検索してみました。
98年、立教大学文学部入学後、4年になる頃からジャズに興味を持ち始め、ユキ・アリマサ氏にジャズピアノを学ぶ。01年、バークリー音楽大学ジャズコンポジション科入学。引き続きジャズピアノ、音楽理論を学び、学内外において精力的に演奏活動を開始。03年帰国後、現在は東京都内を中心に多方面で活動している。
出展:http://www.gloryworksmusic.sakura.ne.jp/pc/?p=488
リンさんはゆったりした雰囲気を持っている方なのでおとなしそうに見えますが、話すと気さくで面白い方です!ライブに行った際には気軽に話せると思います。
初めて出会ったプロミュージシャンの1人がリンさんだった
ジャズボーカルを習い始めて1カ月経った2015年7月。初めて行ったボーカルセッションでピアノを弾いていらっしゃったのがリン・ヘイテツさんでした。ギターは平岡遊一郎さん。
このとき私は自分の歌のことでいっぱいいっぱいで、演奏に浸る余裕がありませんでしたが、今回のライブはがっつり演奏に浸れました。弾き方ひとつでその人の人柄が映し出るのだと思うのですが、リンさんのあの柔らかい雰囲気と、その中にちらっと見えるひょーきんさとか、丁寧さとか、繊細さとか、そんなものが伝わってきました。なんというか、ガツガツしてないし、お酒を片手に聴きたい音色という感じでしょうか。
例えるなら、温泉に入って「は~~いい湯だな~…♪」と、しみじみ思うときに似たような感覚になれる音楽を聴かせてくれる人です。私もこんな音楽が奏でられる人になりたいです。オリジナル曲も1曲演奏されていたのですが、ゆったりとしつつもちょっと変わった耳に残るメロディでとっっても素敵でした!
東京でジャズピアノを聞きたいならぜひリンさんの演奏を聞きに行くことをお勧めします!
ボーカルってどうすれば楽器と対等になれるの!?
ちょっとここでボーカルの話。このライブ演奏のレベルが高すぎて、歌う身として衝撃も受けたのです。それは、「ボーカルってどうやったら楽器と対等になれるんだ…!?」ということ。後半の演奏を聴いている時は、素晴らしい音楽に浸りながらもこの疑問が頭の中をぐるぐるしていました。スキャット…?声の強弱…?音のアレンジ…?いや、やっぱり歌詞か。楽器には出せない音色か…
ぐるぐる考えてみて、ボーカルが作る音というのはいろんなものを組み合わせて作らなきゃいけないんだ、ということに気づけました。単純に好きなよーに歌っていては素晴らしすぎる楽器とは並べないなぁと。友達に、「結局ボーカルが入ると、うまくても下手でも歌に耳がいっちゃうからね」と言われて、「たしかに…」とも思いました。ボーカルは否が応でも目立つ。目立ててしまう。そこを活かしつつも、でもそこに負けないくらい実力もないといけないんだと思いました。
プロの楽器演奏者の人と対等で歌えるようになりたい。練習あるのみです。
剣玉あげてみた
バースデーライブだったので何かプレゼントを、と思い、リンさんに剣玉をプレゼントしてみました。最近自分の中で剣玉をあげるのがブームです。剣玉、大人になってやってみるとかなり楽しいんです。思った以上に喜んでいただけて、技もいくつか披露してくださいました。リンさん、私より剣玉うまくてびっくりです笑
今回はリンさんにスポットを当てていますが、ギターの山口さんの演奏も素晴らしかったです!!ギターってあんなに早く弾けるんですね…。音色も心地よかったです。
さあ、リンさんのライブを聴きに行こう!
ぜひぜひみなさんに聴いていただきたいピアノ。おすすめです。
ボーカルセッションも大人気です。