ダイアン・シューア(DIANE SCHUUR)ライブのおすすめな座席と注目すべきところ
2017/09/06
ジャズ歌ってます。Ami Latte (アミラテ)です。
ダイアン・シューアのライブが本当におすすめ！！
今までで一番興奮したブルーノートライブでした！最初は「行こうかな〜どうしようかな〜」と悩んでいたのですが、行くと決めた自分を褒めてあげたい。
2016年6月27日(月)＠丸の内コットンクラブ。ひとりで足を運んでみました。
１曲目を聞いたとき、笑顔がこぼれました。「…これは来て大大大正解！！」ほんとうに、心の底から思いました。ＣＤやYouTubeでは正直ピンときてなかったのですが、生のライブはまったくのベツモノでした。
あまりにも素晴らしかったので、ライブ終了後、すぐに３日後の6月30日(木)ブルーノート最終公演も予約。友達を誘って見に行きました。こちらも素晴らしい演奏！友達もめちゃくちゃ興奮していました。
セッションをその場でやってます感満載で、１曲の中でころころ曲の雰囲気が変わったり、ミュージシャンとおしゃべりしながら演奏したり、聞いていて全く飽きません！
もしまだダイアン・シューアのライブを観に行っていない方、迷っている方、ぜひ一度足を運んでみてください。やっぱりジャズは生で聞かなきゃわからないものですね！
ダイアン・シューアさんってどんな人？
1953年12月生まれのボーカル＆ピアニスト。基本的にピアノを弾きながら歌います。
今年(2016年)で63歳。実際の見た目はもう少しおばあちゃんに見えましたが、常に笑顔！！しかもそれがものすごくキュートな方でした！テンションも高くてかわいらしい。人柄がにじみ出ている感じがして、すぐさまファンになってしまいました！
彼女は盲目です。未熟網膜症により生まれてすぐ医療事故で失明したようです。（参考URL）常にサングラスをかけています。なんとその歌声は３オクターブ以上出るのだとか。ライブでもその高域の歌声も披露してくれました。この年齢でもそこまで出るのか…とびっくりです。
ダイアンはグラミー歌手！1986年録音の『タイムレス』(Timeless)で初のグラミー賞を受賞（ベスト・ジャズ・ヴォーカル・パフォーマンス女性部門）。1987年録音の第4作『ダイアン・シューア＆ザ・カウント・ベイシー・オーケストラ』(Diane Schuur & The Count BasieOrchestra)でも再度グラミー賞を受賞しています。
おすすめの席は、表情が見える場所
おすすめの席はダイアンの表情が見える場所です。ピアノを弾いている「手元」が見える場所ではなく、「表情」が見える場所というのがポイントです！
なんといってもそのものすごく楽しそうに弾くダイアンが素敵すぎるんです！なので絶対表情が見える位置がおすすめ。たまに客席を向いて笑ってくれますが、基本的にはマイクのある鍵盤正面を見ていることが多かったです。ぜひその表情をお見逃しなく！
選曲方法が斬新！自由すぎ！
今回の公演は3名のミュージシャンと一緒でした。Don Braden(ドン・ブレイデン)(sax)、Roger Hines(ロジャー・ハインズ）(b)、Kendall Kay(ケンドール・ケイ)(ds)。
注目してもらいたい面白いところが、公演の選曲方法。だいたいのライブ公演はセットリストが事前に決まっていることが多いですが、ダイアンはその時の気分で曲を決めるんです。ほんとに演奏が始まる直前に１曲ずつ。
調べてみたところ、数十曲の譜面を用意しておいて、その中から選んでいるとのこと。一応範囲は決まっているみたいですが、順番は全く決まっていない状態なんですね。
なので「次は～～ね！」とダイアンが言うと、ミュージシャンはめちゃくちゃ急いで譜面を探します笑 しかも曲名を言わないでダイアンが勝手に始めてしまうこともしばしば。ミュージシャンはイントロ部分を聞いて曲を当て、譜面を探さなきゃいけません。
この光景がすごかった！見ている方は面白かったです笑 「お～めっちゃ急いで探してるわ～！ダイアン自由奔放すぎ！笑」という感じです。当のダイアンは「大丈夫。ゆっくり譜面探していいわよ～♪」みたいなことも言って一人でピアノ弾いてました笑
ベースのロジャーさんはダイアンと付き合いが長いのか、割とすぐに譜面を見つけれるんですが、サックスのドンさんは見つけるのが苦手みたいでした。ロジャーさんに「これ何の曲？」とこそっと聞いているしぐさも。生のライブ感があって、見ている方はとても楽しませていただきました。耳だけじゃなくて目でも楽しめるのはライブならではですね。
音楽を心から楽しんでいる
センスや技術は言わずもがなですが、なにより本当に音楽を楽しんでいるのがビシバシ伝わってきました。はじける笑顔と今にも踊りだすんじゃないかという感じのノリノリ感！
自由に演奏しているアレンジもかっこよすぎます。「終わったかな？」と思ったらまだ続いていたり、そのまま次の曲に入ってみたり。わたしもこんな予想ができないライブがしたい！と心から思いました。やっぱり楽器が出来る人は音楽の幅が違うなと。ピアノ、頑張ろう。
そして、「この人、子どもみたく自由奔放だけど、すごくいい人なんだろうな～」という印象も受けました。人柄も見えてきてしまうのがライブですね。
6月27日、30日の2日間行きましたが、やっぱり最終日が一番ノリノリだと思います！サックスのダンさんも27日より30日の方がキレキレ！慣れもありますもんね。
コットンとブルーノート、どっちがおすすめ？
コットンクラブとブルーノートとどっちがおすすめかと聞かれると、やっぱりブルーノートです。聞き比べてみると、ブルーノートの方が音質がいいように聞こえました。
コットンクラブの方がカジュアルなイメージがあるし駅チカで立地もいいので、コットンでもいいですが、コットンクラブはステージに近い前の席だとボーカル音が聞こえにくいと思った経験があります。少し離れるくらいがいい音が聞こえるかもしれません◎
どちらにせよ、ダイアンライブの時はダイアンの表情が見える場所がおすすめですよ！（何度でも言います！）
サイン入りＣＤをゲット！
2ndセット終了後のサイン会はコットンクラブもブルーノートもありませんでしたが、サイン入りＣＤは販売していました。こちらは特にアナウンスはなく、帰りがけにグッズ売り場を見たらBlue Noteのスタッフさんが「これサイン入りで、しかもネットだと今売り切れ中なんですよ！」と教えてくださいました。
ダイアンは目が見えないのでサインもいろんな種類があって、スタッフさんが何枚も見せてくださいました。「わたしはこれがいいと思います！」とおすすめまでしてくださって、そちらのおすすめを選んで買うことができました。
わたし以外並んでいる人はいなかったので、アナウンスしたらすぐ完売したんだろうな～と思ったり。わたしとしてはサインのデザインも選べてラッキーでした♪
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新品価格 |
セットリスト
～2016 6.27 MON. Cotton Club Set list～
▼ 2st
1. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME
2. THE MAN I LOVE
3. IN YOUR OWN SWEET WAY (スキャットのみ)
4. I'M GONNA SIT DOWN & WRITE MYSELF A LETTER
5. BLUESETTE (歌なし)
6. LAND OF MAKE BELIEVE
7. UNFORGETTABLE
EC. SUMMERTIME
～2016 6.30 THU. Blue Note Set list～
▼ 1st （行っていませんが載せておきます）
1. INTRO
2. 'S WONDERFUL
3. NICE N EASY
4. WATCH WHAT HAPPENED
5. I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
6. HOW INSENSITIVE
7. RAINY DAY
8. DIDN'T WE
9. MAIDEN VOYAGE
10. I REMEMBER YOU
EC. FOR ONCE IN MY LIFE
▼ 2nd
1. INTRO
2. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
3. LIGHT MY FIRE
4. SUMMERTIME
5. CHICKEN
6. LOVE SURPREME
7. LOVE DANCE
8. BESAME MUNCHO
EC. LOUISIANA SUNDAY AFTERNOON
1stは行っていないですが本当に全部バラバラの曲ですね！
ちなみに一回退場して戻ってくる形式のアンコールはありませんでした。目が見えないと行ったり来たりが大変ですもんね。その代わりに「これがアンコールよー！」と続けて弾いてくれます。本当におすすめライブなのでぜひ！
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